数ケ月以内に「米朝首脳会談」が予定されている。
正確な日時も場所も未定だが、ほどなく決まることだろう。
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ところで「南北朝鮮首脳会談」では「北朝鮮・金正恩氏」と「韓国・文在寅氏」が「韓半島での戦争終結」を目指して「もう戦わない」と宣言した。
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この宣言の意味を正確に慮ると「北朝鮮(中国の応援)」と「韓国(米国の応援)」とが戦闘をしない宣言だから、「アメリカの北朝鮮攻撃はいかような事態になろうとも大義がなくなる」訳だ。

「南北首脳会談」前の布石として・・・
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「北朝鮮・金正恩氏」は「中国・習近平氏」を電撃的に訪問し「中朝関係」を正常化させた。
強大な帝国・アメリカと対峙するまえに自国の「バックアップ」を確認したわけだ。

「トランプ大統領」はテーブルの上には「あらゆる選択肢が乗っている」と言っているが、そこから「ミサイルなどの軍事攻撃」と「シールされた経済封鎖」は最早ないのと同然になった。
行使できない軍事力に、シールできない経済封鎖に「おそれいりました!」と白旗を揚げる北朝鮮ではあるまい。

となれば・・・「韓半島の非核化」を巡る交渉は、今となっては望み薄だ。
時間の経過とともに「北朝鮮は核保有国」と認める追認に行きつくしかないだろう。米国はもう一方の「非核化交渉」相手の「イラン」に対しても、思惑通りに進んでいない。
これでは「トランプ米国大統領」の「会談に臨む切り札」とも言うべき「軍事攻撃を封印」した事に等しい。
戦後70年を経て、戦勝国の世界指導体制に陰りが見え始めたのかもしれない。

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軍事力を背景にした「経済封鎖」も韓国の「同胞に援助を」の思いで、そのうちに霧散するであろう。
2年もすると「大山鳴動ネズミ一匹」程度の結果になりそうな気もする。

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当然に「中朝関係」に対抗する「米韓関係」を再確認する会談も行われた。

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「米中関係」にも「国力」と「威信」をかけた「世界のリーダー国家」争いがあり、「中国の」名目GDP@18年は「866兆億円」とされるから「日本より多い」し、10年以内に米国を抜いて「世界No1」になると予想されている。こういう状態で、抜かれそうになれば「摩擦」が増えるのは世の習いだ。
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日本政府は「拉致被害者問題」があるので、北朝鮮と交渉しなくては解決しない。
加えて「核とミサイル問題」があるので、4国関係は複雑になっている。
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「4国関係」でもややかしいのに、”これまでの様な”「六か国協議」等と言い出せばもはや収拾がつくまいから、”これまでの様に”何の役にも立たないだろう。
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「米朝首脳会談」は出演者の顔ぶれが「レイシスト爺すぐ切れ我がまま」VS「用意周到”若”アクドイ忍耐強さ」の構図で見逃す手はないのだが・・・
はてさて 期待通りの結果を産むのでしょうかねえ~