ホテルのメンバーカードを比較すると使い方によって随分優劣が違っている。
今のところ私は主だって利用する分は以下の3つのホテルチェーンのメンバーになっているが、旅する行先(アメリカ方面、ヨーロッパ方面、東南アジア方面)によって、または求めるサービス(都市型滞在、リソート滞在)によって随分とCP(コストパフォーマンス)に違いが生まれるので使い分けている。もちろん野放図に希望の地を選んで、コストを考えなければいくらでも気ままに贅沢に暮らせるのだが・・・
まぁリタイアした年金生活者の身だから、限りある資源の有効活用を図るのが仕事なのだろう。

1 「マリオット」& 「SPG」
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特別に断りがなければ施設が「素敵!」と思えるようなことはないが、決して「粗雑」な施設なようなことはない。「マリオット」と「SPG」は共通だがサービス内容は若干異なるので注意が必要
アメリカ方面に出かけるならマリオットのメンバーになるのが一番賢くお得だ。
ただし、アメリカ域では最上級メンバーへのサービスでも聊かおざなりで、「こんなものか?」という程度。付帯サービス(部屋のUPGRADE+無料wifi+ラウンジサービス)はあるが無料朝食やラウンジの食事(夕方以降のアルコール種類など)の質はほとんどのホテルであまりよくない。
最近はアジアでも断トツに多くトップブランドに近づいている。「SPG」はアジア域では上質の「部屋のUPGRADE+無料wifi+無料の朝食+ラウンジでの飲み放題」がついているし、メンバーランクによって自動的に(空き状況による)スイートルームにアップグレードされたりもする。
私はアジア域での旅行が多いので「SPG」を選んでいるが、いつでも「マリオット」とのメンバーシップ交換が出来る。やはり1つだけ選ぶとしたら総合的には「マリオット」だろう。
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マリオットをたくさん使う方なら、すぐにマリオットゴールド会員になれる「スターウッド・プリファード・ゲスト(SPG)・アメリカン・エキスプレスカード」メンバーになるのも手だね。

2 インターコンチネンタル
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「インターコンチ」と銘打っている施設はどこでもかなり見栄えがする。楽しい気分にさせてくれるのだが・・・ANAの「フリークエント・フライヤー」なら「インターコンチ」のメンバーになる必要がないと言えるほど、メンバーシップはお粗末。最近は最上級メンバーへのサービスも低下し、なんでも追加料金を徴収する。私は最上級メンバーで「アンバサダー」なる資格も持っているのに、ラウンジの使用には支払い(夫婦二人で1日1万円@横浜)が求められる。懐にたっぷり余裕があれば無料でサービスを受けるためのメンバーシップなど必要ないので、勘違いをしているとしか思えない。おまけにそれほどの価値があるかどうかも甚だ疑問だね。
付帯サービスも「部屋のUPGRADE+無料wifi」だけで、朝食もラウンジサービスも有料だ。部屋のアップグレードは「これでかい?」と言うほどの価値がない程度だね。「インターコンチ」の宿泊客の扱いにもうんざりしてきたので、私は今年で「インターコンチ」メンバーを退会する予定だ。
「インターコンチ」メンバーでなくても系列のANAホテルはANAカード(上級カード)でインターコンチメンバーより安く宿泊出来るし、すべてのメンバー・サービス(部屋のUPGRADE+無料wifi+ラウンジサービス+無料朝食)がついている。
先週末2泊ほど横浜インターコンチに泊まったが、電話で直接ホテルに予約すると「3万円台/泊」が予約センターにメンバーシップを告げて予約すると「4万円台/泊」になるという不思議がまかり通っているほどだ。
まぁそれほどにインターコンチのメンバーカードは役に立たないと言う訳だ。
おそらく近いうちに(オリンピック後数年で)日本でのメンバーサービスを見直すか、ホテルそのものが撤退するだろう。

3 ハイアット
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ホテル施設がランク分け(ハイアットリージェンシー、グランドハイアット等)されているので(値段も相当に変わる)滞在目的に合った施設を選ぶのがまずは重要。大都市にある都市型施設は高額な場合が多い。リゾート施設は高いがCPは合っている。東南アジアでのバケーションを過ごすなら「ハイアット・リゾート」の「グローバリスト」なる最上級メンバーシップを獲得するのが一番楽しくうれしい。
リゾート施設も充実しているしスタッフもよく訓練されていて「バケーション」を満喫できる。
だが獲得資格は「年間滞在60泊以上」だから、並大抵では到達しない。
「グローバリスト」になると、いつでも部屋が空いていれば、「最上級スイート」へアップグレードされる。(プレジデンシャル・スイートなどの名前がついている部屋は除く)
アップグレードされればラウンジサービスはついているので好きな時間に飲食を楽しむことができるし、ほとんどのホテルで食事の内容は素晴らしいの一語だ。
「グローバリスト」になると更に年間4回(1週間×4回)、どこのハイアットホテルでも最低料金(シングル&NoViewでも可)での事前予約でスイートへのアップグレードを確保できる。
泊まるホテルにもよるが実質的な経済効果は1週間で20~30万前後程度だろう。
付帯サービス(無料wifi+ラウンジサービス+無料朝食)の食事の質はほとんどのホテルで完ぺきに近い。ラウンジで頂ける朝昼晩の飲食代は安く見積もっても一人分だけで「1万円/日 以上」にはなるだろう。
ネックは資格獲得が厳しいことだ。
昨年は最上級メンバーだったが、今年は陥落したので、来年は「グローバリスト」に戻ろうと予定している。


これ以外にも、「アナンタラ」や「ヒルトン」のメンバーでもあるのだが、年間利用回数が少ないのでメンバー資格が高くないので受けられるサービスが優れているわけではない。こういう時は希望のホテルの「SALE」を狙うか、旅行社の特選ツアーを探すと意外と見つかる場合が多い。

グループには入っていないが、お薦めのホテルもいくつもある。
東南アジアで一度は行って頂きたいホテルは・・・コロニアルホテルなのだが・・・

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「ラッフルズホテル シンガポール」

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「オリエンタルレジデンス バンコク」

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「イースタン&オリエンタル ペナン」
今なら短めだけど「SALE 5日間(実際は3泊)¥63355」してます。


ゆっくりと寛いで素敵な休暇をお過ごしください。